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高級羽毛布団と普通の羽毛布団の違いを寝具のプロが教えます!

雲の上で眠る女性

雲の上で眠る女性

当社では多種多様な素材、様々なグレードの寝具を取り扱っています。

今日はその中でも少しわかりづらいハイグレードな羽毛布団の選び方について、一般の方にもわかりやすくご紹介します。

羽毛布団のランクはなぜわかりずらい?

羽毛布団は年間で130万枚ほど販売されていますが、その中で高級羽毛布団と呼べるのは、ごく僅かです。

見た目が同じように見える羽毛布団の値段が10倍も違うことがあるのは(例えがあってるかわかりませんが…)、回転寿司と板前さんが握る高級寿司の違いにちょっと似てるかもしれません。

シャリにネタがのっているという見た目は同じなのに値段が全然違うのは、シャリにどんな米を使ってどんな酢で締めるのか、ネタの鮮度や温度、切り方のこだわり、握る技術など、手間暇や材料にコストがかかっているからですよね。

一つ一つの違いは小さなものでも、小さな仕事の差が積み重なって、高級寿司でしか味わえない満足感が得られるのだと思います。

ちなみに、個人的には回転寿司派でたまに子どもを連れていきますが、板前さんが握る高級寿司にも憧れます ^^)

値段の高い羽毛布団はなにが違う?

ダックかグースか

羽毛布団に使われるダウンは、ダック(アヒル)かグース(ガチョウ)の羽毛が使われます。

一般にダックよりもグースの方がダウンが大きいため高品質とされています。

グースの中でも、親鳥のグースダウンを使った「マザーグース」は、高級羽毛布団の代名詞です。

マザーグースを使った羽毛布団はいくつか取り扱ったことがありますが、ふくらみ方が全然違います。

寝心地が素晴らしいだけでなく、ダウンボールが大きくて丈夫なので、へたりにくいというメリットもあります。

もちろん値段はそれなりにするのですが、きちんと手入れをすれば何十年と使える場合もありますので、長い目で見たらお得かもしれません。

ダウン率の違い

羽毛布団にどのくらいの割合でダウンが入っているかを表した数値をダウン率といいます。

羽毛布団には、ダウンとフェザーが使われていますが、そもそもダウン率が50%未満の布団は羽毛布団とは呼ばず、羽根布団と区別します。

ダウン率が同じだから品質が同じというわけではないのですが、基本的にダウン率は高いほうが良いとされます。

ダウンパワーの違い

良い羽毛布団を見分ける一番簡単な方法はダウンパワーの数値を見ることです。

ダウンパワーというのはダウンの反発力を数値化した指標で、ダウンパワーが高いほどたくさん空気を含むことができます。

高級羽毛布団にはダウンパワーが非常に高いダウンが使われますので、ダウンの充填量は普通の羽毛布団より少なくなります。

ダウンパワーが高くてダウンの充填量が少ない、というのが高品質な羽毛布団の特徴の一つです。

より軽い羽毛布団で同じあたたかさを実現できますので、身体への負担が少なくなり、睡眠の質が高まります。

側生地

側生地も睡眠の質を左右します。

羽毛には湿気や温度の調整機能が自然に備わっているのですが、良い羽毛ほど空気を出し入れする調湿性に優れています。

ダウンのポテンシャルを最大限引き出すために、高級羽毛布団には綿100%の側生地が使われていることが多いです。

綿100%といっても品質や値段の幅が広く、糸の細さ(番手といいます)や打ち込み本数などで生地の軽さ、肌触りなどが全然違います。(もちろんお値段も・・・)

良い羽毛布団には糸が細くて軽い超長綿という高級綿が使われていることがあります。側生地が軽いと羽毛がふくらみやすく、たくさん空気を含むことができてあたたかくなります。

羽毛布団の違いをみるときは、ぜひ側生地にも注目してみてください。

日羽協が発行しているゴールドラベルで確認するのもおすすめ

値段が高いには高いなりの理由があることがおわかりいただけたでしょうか。

羽毛布団の品質が一般消費者に分かりずらいことから、日本羽毛製品協同組合では、4つのランクのゴールドラベルを発行しています。

難しいことはわからないけど、健康を意識してとにかく高品質な羽毛布団で眠りたい!という方は、ゴールドラベルのランクを見て判断するのもおすすめです。

ラベルの違いは、ダウンパワーや、ダウン率など4つの品質指標をもとにしたランク分けがされています。

日本羽毛製品協同組合のゴールドラベル

日羽協が発行するゴールドラベルの中で最高ランクなのがプレミアムゴールドラベルです。このランクまでくると高級羽毛布団といって良いでしょう。

高級羽毛布団メーカーは少ないですが、例えばこういう羽毛布団ブランドがあります。

羽毛布団選びの参考にしてみてください。

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